えっ!ライフジャケット(フローティングベスト)着てないの?スノーケリングする時は必ず着用しよう!その理由は
2017/08/09

初心者でも手軽に楽しめるアクティビティに、スノーケリング(シュノーケリング)があります。
マスクとスノーケルを付けて、ゆっくりと水面を漂いながら、普段見ることのない様々な水中の景観を眺めたり、水中の生物の観察をしたりして楽しむことができます。
泳ぐことが出来ない人でも、ライフジャケットを着ていれば自然に浮くことができますし、ライセンスなども必要がないので手軽に体験することができます。
でも、このライフジャケットって、泳げない人の為だけじゃなくて、危険から身を守るために必要なんです。
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目次
スノーケリングの事故
キャンプ出かけて、その時にスノーケリングを楽しむ人もいるかと思います。
スノーケリングは、手軽に楽しめマスクもスポーツ用品店や、ネット通販で手軽に購入できます。
でもそれだけで始めてしまうと、思わぬ事故に遭遇してしまう事もあるんです。
海上保安庁マリンレジャー安全推進室が「夏季マリンレジャー安全推進活動期間の事故発生状況」というものを発表しています。
その中で、2015年度の7月1日~8月31日の夏季マリンレジャーにおいて、人身事故数は447人。
そのうち死亡事故は 121人でした。
スノーケル使用中の事故は53人。
そのうち、死亡・行方不明数は28人に上っています。
ライフジャケット(フローティングベスト)は必ず着用して
ライフジャケットを着用していれば、もしも何かあった時に、命を落とす危険を回避できると思います。
スノーケリングに夢中になっていて、気がつかないうちに沖に流されてたり、急に足がつってしまったり。。。
ライフジャケットをしていると潜ることができないからという理由で脱いでしまって、そのあと高波にさらわれたりと、溺れてしまう原因は突然にやってきて何が起こるかわかりません。
それらを防ぐために、ライフジャケットは必ず着用することが大事です。
ライフジャケット(フローティングベスト)の選び方
ライフジャケットやフローティングベストって言葉が出てきますが、調べてみると、フローティングベストってアウトドア用のライフジャケットを指すようです。
でもその目的は、ライフジャケットは命を守る為。
フローティングベストは、あくまで浮くため。
同じライフジャケットという言葉を使っていても、国土交通省の定めているライフジャケット(救命胴衣)の安全基準をクリアした物と、そうでないものがあるようです。
浮力
国土交通省が、小型船舶用のライフジャケットの安全基準を定めています。
水中で7.5kgの浮力を24時間確保できるもの
(7.5kgは頭を出して浮かんでいるのに必要な浮力)
体重 40kg未満の小児用は浮力 5kg 以上。
体重 15kg未満の小児用は浮力 4.0kg以上としています。
この国土交通省型式承認基準に合格したものが、小型船舶用の法定備品として使用出来ます。
ネット通販でみてみると、「救命胴衣ではありません」「法定備品として使用できません」と書かれている物は、この基準値をクリアしていないと思われます。
あとわかりづらいのが、子供用のフローテインングベストを調べると『対応身長120~130cm、浮力4.3kg』と書かれている場合です。
国土交通省の安全基準では体重で書かれているので、身長120~130cmって体重どのくらいなの?って。。。
調べてみると、身長120~130cmだと平均体重が約23kg~27kgぐらい。
そうするとこの商品は、国土交通省の『体重 40kg未満の小児用は浮力 5kg 以上』の基準を満たしていません。
これはあくまで国土交通省が定めた小型船舶用の安全基準なので、それをクリアした物とは言いませんが、なるべく浮力があり近い数値のものを選んだほうがいいでしょう。
色
もしも沖に流されたり、人目からはなれてしまった時に見つけやすいように、非常に見やすい色のものを選びましょう。
趣味もあると思いますが、なるべく派手な色の方が良いと思います。
おすすめ フローティングベスト
リーフツアラーのシュノーケリングベスト
リーフツアラー シュノーケリングベスト SV-1600 Lサイズ
●M:身長150~170cm 胸囲75~95cm 浮力7,5㎏
●L:身長165~185cm 胸囲90~110cm 浮力9,0㎏
と高い浮力を持っています。
笛がひもで取り付けられていたり、背面上部の取っ手で、もしもの時に役立ちます。
子供用も、派手で目立つ色なので親子で揃えてもいいですね。
リーフツアラー 子供用 シュノーケリングベスト SV-1500 Mサイズ
haruju フローティングベスト
幅広いサイズで、体重30kg以下の子供から90kgの大人用まであります。
浮力については書かれていませんが、見た目が全く同じ商品があり、そちらの情報には
●浮力7.5kg、
小児用は
●体重15㎏未満:浮力4㎏以上
●体重30㎏以上:浮力5㎏以上
となっています。
それがこちらです。
ブランド名は Ladi-Ludeですが同じに見えます
水辺 の 命綱 !! サイズ と 色 が 選べる ライフジャケット 体重 30 ㎏ 以下 こども サイズ も 有 ( 08 体重 60 ㎏ 以下<L>: ブルー )
左胸ポケット笛が装備され、両肩にはサーチライトを反射する反射材がついています。
レビュー件数もそこそこあり、評価も良いですね。
~2017.8.8追記~
Ladi-Ludeのフローティングベストは、取り扱いが無くなっているようです。
コールマン パドルジャンパーチャイルド
小さいお子さんには こんなのも良いですね
対象年齢:3~6歳ようなんですが、色使いが派手で目立ちます。
体重:14~23kgで、浮力:約3.5kgになってます。
コールマン パドルジャンパーユース
小学生ぐらいならこちらなんてどうでしょう
●対象年齢:7~11歳。
体重:23~41kgで、浮力:約5.4kgになってます。
反射板や笛などは写真上みえませんが、コールマンなので作りはしっかりしてると思います。
せっかくの楽しく遊んでいても、突然悲しみが襲ってくることは誰にでもあり得ます。
自分は大丈夫、私たちは関係ないと考えずに、夏に向けて装備の準備をしてください。
ただ、事故はライフジャケットが無いからってだけではなく、顔を思っている以上に沈めてしまったことや、高波によってスノーケルに水が入ってしまい水を飲んでしまう事や、アルコールを飲んで酔った状態で水に入ったりと、色々な要因が考えられます。
事故を未然に防ぐため天気の情報、スノーケルに水が入った時の対応方法等を確認しておきましょう。
もちろんお酒を飲んだ後には、泳がないように。
あと、子供がいる人は目を離さないようにしてくださいね。
~2017.8.8追記~
リーフツアラー スノーケリングベスト スリム
リーフツアラースノーケリングベストにシックなブラックの色がありました。
沖に出てしまった時などには目立たない色ですが、見た目はクールです。
従来品のSV1600とSV1500より、浮力を約75%に抑えるているようです。
その事でフィット感を高めています。
Hele i Waho(ヘレイワホ) スノーケリングベスト
救命胴衣としては使えませんが、簡易的なフローティングベストとしてHele i Waho(ヘレイワホ)は、どうでしょう。
Hele i Waho(ヘレイワホ)のフローティングベストは、浮き輪の要領で膨らまして使うタイプです。
空気の量は遊びに合わせて自分で調整できるので、色々と使うことができそうです。
空気を抜いて持ち運べるので、かさ張らずに助かります。
あまり過信せずに、あくまで浮輪を着ているという認識の方が良いかもしれません。
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