いつもはテントやチェアのレビューばかり書いているこのブログですが、今回は完全に番外編です。
「キャンプに行くための車選び」、その裏側でやっていたお金の話を書いておこうと思います。
今乗っている日産エクストレイルT33(1.5 G e-4ORCE 4WD)は、2024年式でまだ2万kmも走っていない、正直かなり調子のいい相棒です。
4WDで雪道も安心、荷室も広くてテント一式とクーラーボックスを積んでもまだ余裕がある。キャンプ用の車として、不満はほとんどありませんでした。
それでも次の車が気になってしまうのが、沼にハマった人間の性というものです。
今検討しているのはJeepのコンパス。
今年にフルモデルチェンジ予定ですが、今の無骨なSUV顔がかっこよく、キャンプ場に停まっている姿を想像するだけでテンションが上がるタイプの車です。
荷室容量は今のエクストレイルには及ばないものの、あの存在感の強いフロントグリルには正直勝てません。
ただ、見た目だけで衝動的に決めるのも怖いので、まずは今の愛車がいくらで手放せるのかを、数字できちんと把握するところから始めることにしました。
そんな話をキャンプ仲間にしていたら、こんなことを言われました。




正直、話半分に聞いていました。ただ、10万円あれば新しいテントとチェアとランタンが一式揃う金額です。
その一言がずっと頭に残っていたので、実際にディーラーの下取り額を聞いてみることにしました。
目次
ディーラーの下取り額だけで判断しなかった理由
最初はシンプルに、購入時からお世話になっている日産の担当さんにLINEで下取り額を聞いてみました。
返ってきたのは310万円という数字です。




正直、この金額を見た瞬間は「まあ、そんなものか」と流しかけました。
でも仲間に言われた「10万円は違うかもよ」という一言があったので、「本当にこれが上限なのか」というのが、ずっと引っかかっていました。
ディーラー下取りは、あくまで「新車を買ってもらうためのオマケ」という位置づけです。
査定士さんに悪気があるわけではなく、そういう仕組みの中で数字を出しているだけ。
一方で買取を専門にしている業者は、その車を仕入れて再販(小売や流通)で利益を出すのが本業なので、本気で欲しい車には強気の価格をつけてきます。
この構造の違いを、実際に数字で確認してみたい。
それが今回MOTA一括査定を試した動機です。
MOTA一括査定を申し込んでからの実際の流れ
一番身構えていたのは、正直これでした。
「一括査定=申し込んだ瞬間から何十社もの電話が鳴り止まなくなる」というイメージです。
過去にJeepのラングラーに買い替えようとした時に、この手のサービスで痛い目を見たことがあるので、腰が重かったのが本音です。(結局ラングラーが高くてやめたんですが、今の高騰をみると買っておけばよかったかなとも思います)
MOTAを実際にやってみると、イメージとはかなり違い好印象でした。
朝、通勤前のスキマ時間
査定条件
車種:日産 エクストレイル T33(1.5 G e-4ORCE 4WD)
年式:2024年式
走行距離:約1.4万km
査定年月:2026年8月
スマホから、車種(日産エクストレイル)、年式(2024年式)、走行距離(〜2万km)、色(ホワイト系)などをフォームに入力。
自分の名前や住所を入力するのは少し抵抗がありますが、査定額を知るためには仕方ありません。
所要時間は5分もかからなかったと思います。
この時点では、本当に電話は一切鳴りません。身構えていた分、拍子抜けしました。
その日の夜、18時台
その日の18時半。メールが届きました、査定結果がでたと。
マイページを開くと、査定額のランキングが確定して表示されていました。
加盟店が入札した中から、上位3社だけが自動的に絞り込まれ、その3店舗にだけ「現車確認」の依頼が飛ぶ仕組みです。
つまり、こちらが何もしなくても、勝手に「本気で欲しい上位陣」だけに絞られているということです。
上位3社の結果(実際にマイページに表示された数字)
| 順位 | 店舗 | 査定額 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ガリバー〇〇◯店 | 340万〜365万円 | 上場企業(IDOM)、総合評価4.15 |
| 2位 | 株式会社グ○○○○ | 320.5万〜330万円 | あんしん決済対応、総合評価4.13 |
| 3位 | ネクステージ | 273.4万円〜 | 上場企業、総合評価4.12 |
3位のネクステージは、最低額(273.4万円)を見た時点で、1位のガリバーとは60万円以上の開きがありました。総合評価自体はどの店舗も4点台で大きな差はなかったので、単純に「今回のうちの車に対する、その店舗ごとの仕入れ意欲の差」が、そのまま金額差になって出ていたんだと思います。この時点で「ネクステージは丁重にお断りしよう」と判断しました。
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結論!日産下取り310万円→MOTA経由で350万円台に
改めて数字を並べると、こうなります。
・日産ディーラー下取り:310万円
・MOTA経由・最高提示額(ガリバー):340万〜365万円
下限で見ても+30万円、上限まで交渉が進めば+55万円の差です。キャンプ用品で言うと、ハイエンドのテント一式が余裕で買えてしまう金額差が、ただ査定の取り方を変えただけで生まれました。


この350万円台という数字は、単に「高く売れて嬉しい」だけでなく、次に検討しているJeepコンパスの商談における交渉材料としても機能します。
「他社の買取専門店では350万円台の査定が出ています」という一言があるのとないのとでは、ディーラー側の下取り提示の本気度がまるで違ってきます。
実際に使って感じた「MOTAの良かった点」
1. 数十社からの電話ラッシュがない(やり取りは上位3社のみ)
一番の驚きはこれでした。申し込み直後から何十社もの営業電話が同時多発的にかかってくる、という従来の一括査定サービスの悪評とは全く違い、やり取りが必要なのは最大3社だけ。
しかも、その3社が確定するまでは一切電話が鳴らないという設計になっているので、「今から地獄が始まるかも」という恐怖心を抱えながら過ごす時間がありませんでした。これは精神衛生上、本当に大きな違いです。
2. 事前に概算額が画面で見える
電話口での駆け引きが始まる前に、Web上で各社の査定額(レンジ)が数字としてはっきり見える状態になっています。
相手の言い値をそのまま受け取るしかない状況と、「他社はこの金額を出している」という情報を持った上で会話する状況とでは、心理的な立場がまるで違います。
「もしかして買い叩かれているのでは」という漠然とした不安を抱えずに済んだのは大きかったです。
3. 他社の提示額が分かるので交渉がスムーズ
3社の数字が横並びで見えているので、「1位のところはこの金額を出していますが、御社はどうですか」という会話が、こちらから切り出さなくても自然に成立します。
買取店側も、他社の水準を意識した提示をしてくることが多く、相見積もり・価格交渉の材料として、これ以上ないくらい分かりやすい仕組みだと感じました。
ここは注意!実際に使って分かったデメリット
良いことばかりではありませんでした。正直に書きます。
3位だったネクステージから、こちらが電話に出られなかったタイミングで、担当者を変えて何度か着信があり、留守電も残されていました。
査定額の差を見てすでに「ここは無いな」と判断していたところに、こういう連絡が続くのは、多少なりとも煩わしく感じた部分です。
とはいえ、これも従来の「何十社から一斉にかかってくる」タイプの一括査定サービスと比べれば、対象がそもそも3社に絞られているので、対処自体は難しくありません。
明らかに査定額が低い店舗は、マイページ上でサクッとお断りするか、電話に出たタイミングで「他社で決めましたので」と一言伝えれば、それ以上のやり取りにはなりませんでした。
「絶対に電話に一切出たくない」というタイプの人は、この点だけは事前に心の準備をしておくといいかもしれません。
ディーラー下取りに出す前に「MOTA」だけは通しておくべき理由
今回の一番の収穫は、金額そのものより、「340万円台という、根拠のある概算査定額の相場」を自分の手に入れられたことだと思っています。
この数字があることで、次の車の商談は「言われた金額を受け入れるだけの立場」から「複数の選択肢を比較しながら判断する立場」に変わります。
実際、次に検討しているJeepコンパスの商談でも、この査定額をそのまま提示することで、より良い条件を引き出せる可能性が高くなりました。
手間も最小限(申し込みは5分程度、やり取りは最大3社のみ)で、精神的な負担も一番少ない売却方法だと感じています。
少なくとも、「ディーラー下取りの金額だけを鵜呑みにして手放す」のは、今回の経験を踏まえると、ちょっともったいないと思います。
ローンが残っている人はここも要チェック!二重ローンの罠
今回うちの場合はここが関係なかったので本編では触れませんでしたが、車のローンがまだ残っている人は、査定額を見る前にもう一つ確認しておきたいポイントがあります。


売却額でローンを完済できないと「現金精算」が必要になる
車を手放すときは、まずその車についているローンを完済して、所有権解除(もしくは所有権移転)をしないと売却手続きが進みません。
ここで、売却額(買取額)がローン残債を下回っている状態を「オーバーローン」と言います。
たとえば、ローンの残債が390万円あって、ガリバーの査定額が350万円だったとします。
この場合、差額の40万円は自分の現金で用意して、ガリバーに支払う必要があります。
この精算をしないままだと、古い車のローンが残ったまま新しい車のローンも組むことになり、いわゆる「二重ローン」の状態になってしまいます。売却する店と購入する店が別々だと、この現金精算を自分で挟まないといけない、というのが一番の注意点です。
同じ店で乗り換えれば、残債を次のローンに乗せられることも
一方で、売却先と同じ店(たとえばガリバーで売って、ガリバーやガリバーの取扱車から次の車も買う場合)であれば、この差額分を現金で用意しなくても、次のローンに残債分を上乗せして組める場合があります。
「オーバーローンを次の車のローンに乗せる」というやつです。
手元に40万円のまとまった現金がなくても乗り換えられるので、これはこれで便利な仕組みです。
ただし金利差はちゃんと見ておいたほうがいい
ここで一つ気をつけたいのが金利です。
買取店経由でオートローンを組む場合、ジャックスやオリコといった信販会社の金利になることが多く、体感では6%台後半になっているケースをよく見かけます。
一方、Jeepのようなディーラー系の自社ローン・提携ローンだと、キャンペーン次第では2%台という条件が出ていることもあります。
つまり、「現金を用意しなくていいから」という理由だけで売却先と同じ店で次の車のローンまで組んでしまうと、月々の支払いや総支払額では結局高くつく、ということが起こり得ます。
オーバーローンを乗せられるかどうかだけでなく、その時に提示される金利もあわせて比較しておくのがおすすめです。
金利や条件はキャンペーン・信用情報・時期によってかなり変わるので、実際に組む前には必ず最新の条件を店舗やディーラーに確認してください。
まとめ

キャンプ道具のレビューとは毛色が違う記事になりましたが、「次のキャンプ相棒」を選ぶための足元固めとしては、地味に大事な工程だったと思っています。
車の乗り換え・売却を考えていて、「ディーラー下取りだと安い気がするけど、一括査定の電話ラッシュも怖い」と迷っている人には、正直かなりおすすめできるサービスでした。
申し込みは無料で、翌日18時頃に概算のランキングが見られるだけでも、一度試してみる価値はあると思います。浮いた差額分、キャンプ道具に回すもよし、次の車の頭金に回すもよし。
次のJeepコンパスが決まったら、また続報を書く予定です。キャンプ場での映え具合、荷室にどこまでキャンプ道具が入るかも、実際に乗ってからレポートできればと思っています。
※査定結果は一例であり、車両状態や時期により異なります。
※WEB査定後、最多で上位3社から電話またはメールでの連絡があります。
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